IEEE Virtual Reality Career Award


舘教授が、IEEE から、The 2007 Virtual Reality Career Award を、テレイグジス、バーチャルリアリティ、ハプティクス、オーグメンティドリアリティに於ける先駆的な業績に対して受賞しました。
 Virtual Reality Career Award は、バーチャルリアリティ(VR、人工現実感)分野において優れた業績や傑出した貢献を行った個人に授与される極めて栄誉ある賞で、世界中の技術者・研究者の中から毎年1名が選ばれている。日本人としての受賞は、今回の舘教授が初めて。
 受賞に際しては、舘教授が1980年に概念を提唱した「テレイグジスタンス」とその関連研究が評価された。工学的実現のための設計法などの理論的な研究に加え、実際に実験用のシステムを構築して、完成に向けて研究を続けている「テレイグジスタンス」の研究、光学迷彩などの基礎となる「再帰性投影技術(RTP)」といった実世界に情報世界を組み込む研究や、「TWISTER」で代表される人間の超臨場感コミュニケーションのためのシステム、「触原色」仮説に基づく「ハプティク・テレイグジスタンス」のための萌芽的研究など、テレイグジスタンス、バーチャルリアリティ、ハプティクス、オーグメンティドリアリティにおけるパイオニア的な研究が評価の対象となっている。
※IEEE(電気電子工学会)は、米国に本部を置き、世界150ヵ国に38万人以上の会員を擁する電気・電子分野における世界最大の学会。
http://www.i.u-tokyo.ac.jp/news/ist/070328_1.shtml